リブラリウスと趣味の記録

観劇とかパフォーマンスとかの鑑賞記録を淡々と。本務の仕事とか研究にご興味ある方は本家ブログまで( http://librarius.hatenablog.com/ )

ここまでのあらすじ(2014年1月編)

ども。1月に入ってから怒濤の観劇・ライブ参加が続いております。感想ポストが溜まってしまったので,とりあえず本日時点までのポストを一気にまとめて書いておきたいと思います。(ただ,ピースピットの「れみぜやん」だけは別エントリにします。基本的に観に行ったものには全て思い入れがありますが,ピースピットだけは特段の思い入れがあるので)

1月11日(土)19:00〜
核P-MODEL「パラレル・コザック」@東京・赤坂BLITZ

「平沢でなく,核P-MODELです」ごめんなさい。何度もヒラサワーと叫んでおりました。整理券がだいぶ後の番号で,後ろの方だと楽しめないんだろうな,しょんぼりと思いましたが,そんなことは全くなく,縦ノリ横ノリを繰り返しながら,ENOLAとTimelineの東で腕を振り回して,思う存分楽しんできました。前には前,後ろには後ろの楽しみ方はあるのです。私が観たのは初日でしたので,P-MODELが作業員転職のシーンでのマスクなしを拝見することが叶いました。ところで途中で乱入してきた謎の毛糸帽の男は何者なんでしょうか…?

1月17日(金)20:00〜
クロムモリブデン「曲がるカーブ」@東京・赤坂RED/THEATER

週末の業務前の憂さ晴らし(コラコラ)として急遽,観に行くことに。といっても適当に決めたわけではなく,ピースピットの「オウルズマップ」で拝見していた奥田ワレタさんと,柿喰う客女体シェイクスピアの「絶頂マクベス」で拝見していた葛木英さんを目当てで,観劇を決めた次第。赤坂見附の駅からすぐの劇場,赤坂RED/THEATERでの公演。到着したらステージ上で演奏会が始まっていて,もう既に非日常空間が目の前に。わずか90分の舞台の中で,何度笑ったことかと思うくらい,巧みにギャグや不自然さ,ユーモアがちりばめられていました。ただし,それだけで舞台が終わるわけではなく,そうした笑いに身を隠し巧みに仕組まれたモチーフや,暴力性やエネルギーといったものが終演まで,私の中に流れ込んできていました。CRAZYで高速度で駆け抜ける舞台,好みは分かれるかもしれませんが,私は好きです。

1月25日(土)12:00〜
宝塚歌劇団月組「風と共に去りぬ」@大阪・梅田芸術劇場

久しぶりの宝塚。おそらくグラン・ステージ 『TRAFALGAR(トラファルガー)』−ネルソン、その愛と奇跡−以来のはず。ストーリー自体はおよそ分かっているはずなのですが,とにかく綺麗で魅せる舞台で,最後まで集中力が切れることなく,楽しむことができました。スカーレットは確かに身勝手ですが,アシュリーはもうちょっと過去の栄光になんかすがらず,分かってやれよとツッコミながら観てしまいました。あと,多様性を失った組織は衰退に向かうのかなと,現在に通じるような格言めいたものが浮かんできたのですが,たぶん他の方が数百回繰り返してきたので,深く考えずに没にしておきます。ところで,フィナーレの曲と共にお客さんが行う手拍子を聞きながら,そうそうこれが宝塚なんだとなんだか安心していました。あの世界は,もちろんスター皆さまの素晴らしいパフォーマンスが前提となっていますが,お客さんが一体となって作っているのですよね…(素人発言)。梅田だけで他の劇場に行かないため,東京で拝見することは叶わないのが残念です…。