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リブラリウスと趣味の記録

観劇とかパフォーマンスとかの鑑賞記録を淡々と。本務の仕事とか研究にご興味ある方は本家ブログまで( http://librarius.hatenablog.com/ )

【観劇ログ】つかこうへいTRIPLE IMPACT「ロマンス2015」

ども。一日遅れ(日付は観劇日と合わせてあります)ですが,観劇ログを投稿しておきます。今日は新宿紀伊國屋ホールです。つかこうへいTRIPLE IMPACT「ロマンス2015」という演目を観劇に伺いました。

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つかこうへいさんの作品だと,鎌田行進曲が著名ですが,私は実は生の舞台では一度も拝見したことがなく*1紀伊國屋ホールも初めての場所だったので,ダブルでの初めてでした。

詳しくは書きませんが,会場に入って,やけにオーラのある方が多いなあと思っていたら,業界関係者の方とか,この演目の後で上演される「いつも心に太陽を」の関係者の方があちこちにいらっしゃいました。作品については,全く事前知識なしで伺ったので,ちょっとびびりながら着席いたしました。

パンフレットを見ると,演出家の中屋敷法仁さんが「アキレスと亀」の話を引用していらっしゃいました。あれ?何でその話題を書くのかなと思っていたのですが,実際舞台を拝見すると,なるほど凄く哲学的なテーマがざくざくと隠れていた模様です。

観劇した直後は,凄いものを見たなあ,でも何のテーマが隠れているんだろう,分からないけれど,分かろうとしないと,楽しみが50%以上失われているような気がしてならないという感覚が残っていました。適当な解釈を一緒になった方に話したら「ここはこういう解釈じゃない?」と返してもらい,それがかなり的を射た指摘で,あちこち腑に落ちました(おそらくご覧になっている方の大半はそれが分かって見ていらっしゃるのでしょうが)。

なるほどという気持ちと,あぁ観劇中にそのことに気づけたらもっと楽しかっただろうに悔しいなあという気持ちが両方やってきました。もちろん,観劇が損だったと言う話ではなく,せっかく素晴らしい題材だったのにもかかわらず,それをきちんと解釈できなかった自分が悔しいというタイプの感情です。

腑に落ちた解釈はここでは書きませんが,パンフレットの中屋敷さんが書かれていた「アキレスと亀」が一つのヒントになるかも知れません。あと,1980年初演という所もヒントかも。

悔しいと思えることは,また自分の視野を広げるチャンスでもあると思っているので,とても良い機会でした。今見ておいて良かったと思う作品です。

*1:宝塚版の「銀ちゃんの恋」は拝見したことがありますが