リブラリウスと趣味の記録

観劇とかパフォーマンスとかの鑑賞記録を淡々と。本務の仕事とか研究にご興味ある方は本家ブログまで( http://librarius.hatenablog.com/ )

【観劇ログ】劇団壱劇屋「回想電車999」

ども。今週は観劇週間で3本目の観劇ログUPです。

先月に引き続き、池袋シアターグリーンBASE THEATERにやってきました。今日は劇団壱劇屋さんの「回想電車999」を観に来ています。

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劇団壱劇屋さんは前回、てあとるらぽうで拝見して以来、2度目の観劇です。前回は全身を使ったパフォーマンスが好きで、前回公演のフライヤーセットに今回のチラシが入っていて、気になっていたところにTwitterYouTubeの後押しがありまして、二度目の観劇と相成りました。


壱劇屋 official site

前回は病院が舞台でしたが、今回はタイトルからも分かるように電車が舞台です。序盤に提示された断片が、終盤につれて組み上がっていく様はそれだけでも魅力的で、90分という時間があっという間に過ぎました。
 
劇団壱劇屋さんはアイディアや,熱が魅力だと思います。序盤からアイディアに満ちあふれていて、かつそれが高いレベルで熱量を持って押し寄せるので、ただただ凄いなぁ、楽しいなぁと思っていました。
 
でも、それ以外にも魅力的だなーと自分が感じているところがありました。序盤は上手く言葉にできていなかったのですが、公演を楽しみながら、それが何なのかを考えていました。考え続けて、後半のあるシーンに差し掛かったときに、それがなんだかようやく分かりました。
 
私が特に惹かれているのは、舞台の立体感、3Dな感じだと思うのです。今回の回想電車999は特にそうだと思うのですが、舞台の左右だけでなく、奥行き、高さまでを縦横無尽に活用していました。舞台が3Dなのは当たり前だろうと思うのですが、それに気づいてから3Dな感じを注意して着目していたら、色々な魅力にまた気づくことができました。映像でもエッセンスは伝わるのだと思うのですが、おそらくは生の舞台であればさらに伝わるところがあるように思います。
 
私が特に真骨頂だと思うのは、ラストシーンの最後の場面です。細かい所なのですが、その場面がやってきたときに、なるほどと驚きながら、観に来て良かったとその瞬間確信しました。何のことはないようなシーンなのですが、あの最後の最後は単に内容がと言うことではなく、そんなところまで使ってきたかという点で、私は大好きです。
 
2月23日(月)まで、公演は続きます。まだまだチケットは余裕があるようです。お時間のある方は東京で見られる内に見ておくことをお勧めします。(普段は関西の劇団さんなので遠くて行けないという方もいると思いますので)
 
もし観に行けなかったとしても、劇団壱劇屋さんのTwitterYouTubeは必見です。YouTubeの日記動画だけでも124本(本日時点)あって、これを眺めているだけで長時間楽しめそうな感じです。私はプロモーションのやり方として、とても参考になるような事例だと思います。とにもかくにも、注目の劇団さんです。ぜひこの機会にご覧になってみて下さい。ではまた。

劇団壱劇屋 YouTube

 

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