リブラリウスと趣味の記録

観劇とかパフォーマンスとかの鑑賞記録を淡々と。本務の仕事とか研究にご興味ある方は本家ブログまで( http://librarius.hatenablog.com/ )

演劇やコンサートやプロレスの観劇・鑑賞・観戦記録(2010年以降)

(トップ固定記事です。とりあえず,後で思い出すときの土台として。時間は開演時間です/日付はトップに来るようにわざと進めてありますー)*順番を入れ替えて,年度を昇順にしました(2015/06/10)。

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【観劇ログ】劇団『劇団』gekiGeki 2nd『1000年の恋』

どうも。イマイです。

池袋演劇祭が絶賛開催中です。9月10月の週末に予定を入れてこようとする人は片っ端から「お断り」の返事を入れてまわりますので,どうぞご容赦を*1

さて本日は,LARPs終演後から待ちに待っていた劇団『劇団』(通称ゲキゲキ)さんの初の東京本公演「1000年の恋」に,東京は池袋のシアターグリーンBIG TREE THEATERまでやってきました。池袋演劇祭の出展作品です。

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*1:そもそも普段からお断りしているじゃないかとのご指摘はごもっともでして,恐縮です…

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【応援記事】劇団ショウダウン「レインメーカー」いよいよ東京公演です!

ども。イマイです。

大阪のHEPホールでの憫笑姫の興奮も冷めやらないまま,ほぼ1週間空けた自宅に帰宅すると,京都から私のイチオシ(2つあるイチオシの1つでもう一つは壱劇屋さんです)劇団さんの封筒が到着していました。中を開けると,素晴らしいデザインのフライヤーと事前振り込みで購入したチケットが封入されていました。

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写真ではUPしませんが,事前購入チケットの裏にはキャストさんたちのサインが一枚一枚にきちんと記載されていて,しかも1枚あたり7つのサインが描かれています。役者さん扱いで購入したチケットでは,その役者さんのコメントが追加されていて,終演後にはきちんとクリアファイルに入れて保管しておきたいレベルのアイテムになっています。

さて,チケット開封でテンションが上がってきたので,どなたからも依頼はないのですが,劇団ショウダウンさん「レインメーカー」のPR記事を勝手に書いてみることにしました。需要は全くないと思いますが,公演を見ようかどうかを検討している方の参考にちょっとでもなれば幸いです。

ちなみに昨年も似たような記事を書いていたので,そちらとは少しアプローチを変えて同じようなことを書いてみたいと思います。

librarius-theater.hatenablog.com

目次は以下の通りです。

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1. What's 劇団ショウダウン?

劇団ショウダウンさんは,京都を拠点としている劇団さんです。

元ニットキャップシアターのナツメクニオを中心に、2001年5月に旗揚げ。
既成の劇団という枠にとらわれず、いろいろな物を貪欲に吸収しながら、
「頭のいらないエンターティメント」をテーマに大衆娯楽の王道を追及!作品内容は笑いを中心に、

魅せるところは魅せる!
笑わすところはトコトン笑わせる!
完結性の高い脚本内容!

と文字通り「頭のいらないエンターティメント」を追及しています。

近年は林遊眠の一人芝居が池袋演劇祭で大賞を受賞し、その後精力的に東京でも公演を行っています。

予想は裏切るけど期待は裏切らない、それが劇団ショウダウンです。

( 
http://www.showdown.biz/about_us.htmlより引用)

2017年8月27日時点では,主催・脚本家・演出家のナツメクニオさんを筆頭に,林遊眠さん,竹内敦子さん,篠原涼さんの3名の役者さん,合計4名で構成される小規模な劇団です。

私が劇団ショウダウンさんの存在を知ったのは,今から4年前,関西の小劇場の映像を配信し続けるSP水曜劇場の映像でした。

www.youtube.com

初めて見た一人芝居の映像。Ustreamの小さな画面の中で,全くセットが組まれていない舞台の上で,1人の女優さんが演じる人魚にすっかり惹かれていました。

後から知ったのですが,2001年旗揚げの劇団ショウダウンさんの転機となった作品,そして今へ続く路線の始まりがこの「月下人魚」だったのです。

これから見る劇団の歴史を観劇前にたどる必要はないと思いますが,看板女優の林遊眠さんが2015年,池袋演劇祭大賞受賞記念公演「パイドパイパー」の前に執筆されたブログを見ると,順風満帆ではなく常に逆境の中で,悪戦苦闘を重ねていたことが分かります。

いつでも悔しい | 林遊眠のジミー・マーケット

でもこうしたお涙頂戴の背景は,舞台上の作品やカーテンコール,アフタートークのお客さんの前では決して出さず,劇団自体の背景は全く不要で楽しめる作品を発表し続け,「次回作が最高傑作」と言い続けて走り抜けてきた劇団さんです。

2. 劇団ショウダウンさんの魅力

昨年も書きましたが,私から見た劇団ショウダウンさんの魅力は以下の6要素にまとめられます。 

  1. ナツメクニオさんによる圧倒的な語彙数に彩られた台詞やストーリー

  2. キャストの皆様の熱演

  3. 煌びやかで魅力的な照明

  4. 的確で物語の感情の起伏を最大限に増幅できる音楽

  5. イメージをかき立てる衣装や,簡素ながら想像力を駆り立てられるセット

  6. フライヤーや舞台記録映像の圧倒的な美しさ

 どれか1つでも興味があるのであれば,間違いなく観に行って損はない劇団さんです。

1については,ノーヒントで公演を見た後に,劇場物販で是非台本をお買い求めの上,読み込んでからもう一回観て頂きたい位です。セリフの美しさが分かる資料としては,こちらも「パイドパイパー」のものとなりますが,池袋演劇祭のCM大会での映像が大変分かりやすいところだと思います。

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2分間の独白の中で,状況描写を行うセリフの多様さとともに,笛吹の葛藤を示す箇所についてはセリフが繰り返され強調されることで,クライマックスの一部であるこのシーンを劇的に彩っています

2のキャストの皆様の熱演は文字ではなかなか表現できないのですが,1の多様なセリフ量に負けないだけの熱演や配慮がちりばめられています。素人ながら「このシーンはこういう意図ですか?」 と終演後のご挨拶で伺った際に,どなたからもきちんとお答えをいただける位,考え抜かれた磨き上げられたシーンが連続して通常します。

3の照明は,映像で最も伝わりにくい箇所だと思います。是非劇場でご覧頂きたいのですが,個人的には青の照明の使い方がとても大好きです。それこそ開演前に舞台上に投影された青いサスペンションライトを見るだけでテンションが上がるレベルです。

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4の音楽については,今作は関西で活動されているミュージシャンu-full(ウフル)さんの書き下ろし曲が使われることが決まっています。ウフルのyukaさんのTwitterプロフィールによれば,民族音楽ZABADAKに影響を受けたと書かれています。ZABADAK好きな私にとっては,早速YouTubeでLogleb〜西の果て〜を聴き,再生リストに追加しています。書き下ろし曲はおそらく舞台上で初公開となるのかと思いますが,今からこの曲調で来るのであれば,どのシーンでどんな風に使われるのかいろいろ想像しているところです。

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5のイメージをかき立てる衣装や,簡素ながら想像力を駆り立てられるセットについては,作品によってシンプルなこともあるのですが,物語の世界観にピッタリのものが毎回登場してくるので,こちらも舞台上でのお披露目が今から楽しみです。

6の舞台映像の美しさについては,劇場物販でBlu-rayディスクを販売できるほどの比類ないレベルです。YouTube上からいくつかサンプルが見られるようになっていますが,ここは前回作のドラゴンカルトの記録映像が使われた以下の動画を挙げておきたいと思います。

www.youtube.com

3. 9月公演「レインメーカー

さて,いよいよ9月23日(土)と9月24日(日)の両日,南大塚ホールで上演される「レインメーカー」について,触れておきたいと思います。この作品は東京限定で,関西での公演予定がない作品,おそらくは今年リアルタイムで観られるのはこの土日公演の合計5ステージだけではないかと思います。

stage.corich.jp

物語のあらすじは下記の通り。

その魔法は、
ずっと続くと思ってた

広大な森の中に ひっそりと存在する小さな村がありました
その村には争いがなく
その村には差別がなく
その村には貧富がなく
そして、
その村には大人がいませんでした

村の真ん中には大きなドームがありました
固く閉ざされたドームは古びた大きな岩と絡み合う蔦に覆われ
その中には、カミサマが眠っていたのです

村の子供達は朽ちたドームの周りでいつも遊びます
森や川で子供達は遊び
小さな事件はたくさん起こるものの、村はいつまでも変わらずにずっと続くと
みんな信じていたのでした。

あの日はじめて大人がやってきて
錆び付いた歯車が軋みをあげて動き出すまでは

( http://stage.corich.jp/stage/85126 より引用) 

劇団ショウダウンさんの持ち味がたくさん発揮されるファンタジー作品,前売りは4000円,当日4500円ですが,25歳以下のU-25の方は2500円で観られます。過去3年間,大々的にオススメしてもしダメだったらどうしよう…と躊躇していたのですが,過去3年共にその躊躇を後悔するレベルで素晴らしい作品を東京で披露して下さったのが,この劇団ショウダウンさんでした。

 

多様な語彙とセリフ量に彩られた本格ファンタジーを楽しみたいならば,間違いなくオススメなのが,この劇団ショウダウンさんです。フライヤー画像も映画のチラシのようなデザインです。

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なお,キャパシティ300のホールの座席はまだまだ余裕があるようです。後で映像で観るとおそらく生の舞台が観たくなるに違いないので,9月23日(土)と9月24日(日)は東京,池袋から山手線で一駅の大塚が最寄り駅,南大塚ホールまでお越し頂ければ幸いです。

 なお,池袋演劇祭のCM大会の映像もYouTubeにアップロードされ次第,こちらの記事に追記したいと思います。(ちなみにTwitter上で当日参加された方がUPしているのを拝見しました。子ども役ではありますが,畳みかけるセリフの魅力の片鱗は確認して頂けると思います。あー楽しみです。)何と特別賞を受賞したとのことですよ。

では,昨年の応援記事でも同じ表現で占めたいと思います。既に観劇したことがある方に伝わるのも嬉しいですが,何よりも本記事がまだ見たことがない方に届き,観劇するきっかけとなるのであれば,これ以上の幸いはありません。

観劇初心者の方へも自信を持ってオススメいたします。皆さまと同じ劇場で同じ作品を目撃できますように。長文失礼いたしました。

 【2017/08/31 17:33追記】

池袋演劇祭のページにCM大会の様子がUPされていました。

www.youtube.com

おそらくは序盤の転換点のシーンかと思われます。全てのセリフを文字起こししたい衝動に駆られますが,ひとまずは宣伝の決めセリフであるこちらだけを。

 魔法の楽園が徐々に姿を変貌させ,そして止まない闇が世界を包み込む。

 さあ,物語はどんな風に始まるのでしょうか。今から楽しみです。

【観劇ログ】劇団壱劇屋「憫笑姫-Binshouki-」

ども。イマイです。

リアル世界で兄です。格好つけたり伊達や酔狂が好きだったりします。

1.前振り

さて本日は名古屋方面の4日間連続のお仕事を終えた後*1,お仕事や池袋演劇祭のCM大会が開催されている東京方面には戻らず*2,大阪のHEPホールまでやってきました*3

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夜のHEP FIVEの賑やかさを横目に一路8階へと上がっていきます。

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演劇パスでスムーズに入場し客席に到着すると,舞台上にはスクリーンが張られ,壱劇屋さんフリークならお馴染みのPV集が上映されています。スマートフォンの電源を切りながらふと前に目をやると,前回のノンバーバル殺陣芝居「独鬼」のPVが流れてきました。河西さんによる公演の写真と共に,あのメインテーマが流れています。死なない鬼の哀しい物語を思い出しながら,まだ公演が始まってもいないのに思わず涙ぐんでいました。

「独鬼」の公演DVDは今回の物販で初お目見えでした。もう既に1枚ゲットしているのですが,布教用にもう1枚と台本も1セット買ったので,研究室置きしておきます。興味のある学生さんはどうぞ(ぇ

librarius-theater.hatenablog.com

さて公演が始まる頃かなと思った頃,今回は出演されない座長の大熊さんが舞台上に上がって前説を始められました。軽妙にユーモアたっぷりに(昔カミカミだったとは信じられない…)前説を展開された後,何と次回作のPVがあるとの告知が。本邦初公開のPVは,稽古場写真がないのにも関わらず,来月を楽しみにできる内容となっていました。いよいよ開演です。

では,本公演は千穐楽までまだ期間があるので恒例となりましたネタバレの改行を連打したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.あらすじ,ストーリー

物語のあらすじはこちら。

これは“姉”の物語

パンをもらえば妹に
服をもらえば妹に
わたしの全てを妹に

姉は妹の為に城へと上がる
そこに待ち受けるのは欲に塗れた愚者の陰謀

これは“姉妹”の物語
姉は妹を守る為
戰旗を掲げ戰場に立つ

( http://stage.corich.jp/stage/84079 より) 

独鬼の時にも同じ記述をいたしましたが,舞台上では, ノンバーバルのアクションパフォーマンスが75分展開されます。一切の台詞が存在しない演劇です(叫び声とかうめき声のような言葉にならない声は発せられます)。台詞がない代わりに,音楽やアクション,顔の表情といった他の要素で物語を表現していきます。

本編が始まると,ノンバーバル殺陣芝居シリーズでは珍しい階段を備えた3つの台が並び立つ立体的な舞台がそびえ立っていることが分かります。白装束を着た誰かが登場し,手元に持った台帳に何かの描写を始めます。

黒い服を着たモブキャラの皆さんが立ち回る中,今公演の主役である西分綾香さんが真ん中の台に一人立ちます,見上げるような仕草をすると,姉妹と思われる二人の女の子が登場してきます。真ん中の台の階段であやとりをしながら遊んでいると,後ろには戦火の音が流れ,黒服を着た大勢のモブキャラが争い始めます。戦争が始まったのです。猛烈な殺陣が飛び交う中,姉は妹の手を引き逃げ出します。西分さん演じる女と姉妹が目が合った瞬間,姉は声を上げ妹の手を取り歩き出しました。

場面は変わり,街のシーンへと切り替わり,姉妹が過ごす街の生活が描かれます(このシーンから妹は久代梨奈さんに代わっています)。このシーンでは姉がパンをもらえば,そのパンは妹に与え,服を姉がもらえば,その服は妹に与える。妹思いで少し過保護の姉が描かれていきます。その光景を,ひとりの男が見ていました。末満健一さん演じるこの国の王です。

王に見初められた姉は,妹と一緒に良い生活を送りたい,いや妹を幸せにしたいとの一心で城へと嫁ぐことを決めました。幸せな王宮の生活が送れるかと思いきや,姉が衣装部屋で着せられたのは煌びやかなドレスではなく,動きやすい服装でした。そして,王の間に通された姉を待っていたのは一つの王の指令でした。甲冑をまとい,この国を守れと。

全く状況が飲み込めないまま,従者の情勢と共に突如戦場に送り出された姉。戦旗を無理矢理持たされながら,戦場へと飛び込んでいかなければならなくなった姉,そして城に人質のような扱いで残される妹。

そんな中,竹村晋太郎さん演じる大将が女性たちの所へと歩いてきます。女達を嘲笑し馬鹿にし,命をもてあそぼうとしていた王や貴族とは異なり,自分たちの生死がかかった兵士達はともかくも,目の前の戦いに集中していました。大将は女達をまとめて助け,女隊の窮地を救います。

戦いで恐怖に震える姉,そして姉が何をさせられているのかをうすうすと感づいた妹。この姉妹の結末はいかに。

3.ここが魅力!

いつもだと文章でつらつら書くのですが,見づらいことと,遠征先で遅くなって明日の公演に集中できなくなることは避けたいので,箇条書きで失礼いたします。

  • 終わってからアンケートを書き始める語彙がすぐ出てきませんでした。ひと言では言い表せない,様々な魅力がそこにはあったからです。
  • モブキャラの方も含めて,全員がカッコ良くて,切なくて,キラキラしていました。身体だけでなく剣も衣装も心でさえ躍動するこの瞬間に立ち会えたことは何よりの幸いであります。
  • 自分が兄であることもあって,中盤の妹を助けようとして叫びながら決意を固めるシーンは思わず涙が出そうになりました。そして目が潤んだままでは終わらず,終盤にかけて大迫力の殺陣とともに,ラストシーンでは見事な見栄と御歌頭さんによる見事な墨絵が合わさって,心が舞台上に持っていかれる感覚を覚えました。
  • 重低音たっぷりのBGMも迫力有る殺陣を,大いに盛り上げてくれます。これぞ壱劇屋さんの舞台だと思える,体感する音響を担当してきました。
  • 主役の西分さんのカッコいい殺陣も魅力なのですが,ガタガタ震える演技が,それ以降の堂々とした殺陣とのコントラストを強くしていて印象に残っています。本当は刀さえ持つことを怖がるような姉が,妹を守りたいがために必死に戦いの場に飛び込んでいくことがよく分かる構図になっていました。まさに姉の成長物語だと思いました。
  • NMB48の久代さんは,私NMBさんを全く知らない人間だったのですが,素晴らしい魅力を持った方だと思いました。これが初舞台だとは信じられない位,素晴らしい役者さんでした。そういえば,末満健一さんがハロプロで演劇女子部を演出した際にアイドルをやっている方は,もともとスゴい人たちなのだと言うことを感じていましたが,今日それを再認識いたしました。稽古時間は決して多く取れなかったに違いないはずなのですが,いやいやそんなことは全く感じさせないキレのある殺陣を魅せて頂きました。
  • 当初は出ないと言われていた竹村さんが,本当にカッコ良かったです。殺陣の連続となる箇所も,流れがぶつ切れることなく,一本の線で繋がっているかのような滑らかで,それでいてメリハリのある動きであって,もっともっとこの動きを見ていたいと思える素晴らしさがありました。
  • そして,今回の舞台で演じる末満健一さんを目撃できて,本当に本当に嬉しいです。私が関西小劇場を好きになるきっかけとなり,素晴らしい役者さんを見つけるきっかけとなったチャンバラ芝居のSMITH,壱劇屋さんを観るきっかけになった西分さんと出会わせて下さった有毒少年はどれも末満さんと繋がっています。その末満さんがチャンバラで西分さんと対決するシーンは,夢にまで見たシーンであって,お願いだから終わらないで欲しいと思えるほどの美しく,色々な思いを重ねて見てしまうシーンでした。末満さんの迫力有るそして怖いキャラを演じたらとことん恐ろしく怖くなる魅力を改めて感じました。
  • 不思議なことなのですが,今回の舞台で明らかに動作を止め停止しているキャラクターが動いているかのような錯覚を何度も覚えました。心が動くのを観測することは絶対にできないはずなのですが,錯覚だけではない何かが殺陣の中から伝わってきたのではないかと思います。
  • 不憫さを笑い飛ばす姫と書いて憫笑姫なのかなと今のところ解釈しています。ただ,不憫さを笑いながら乗り越える姫なのかもしれませんが…。
  • 壱劇屋さんの五彩の神楽は遠征してでも観たい作品群だと思ってましたが本日の終演後、確信しました。並みいる予定を切り倒して駆けつける所存です。

おそらくは伝説になるだろう壱劇屋さんの五ヶ月連続公演。そのスタート地点からきちんと見届けられたことが嬉しく,そしてちゃんと期待のラインを超えて,また新しい魅力を届けて下さったことがそれ以上に嬉しいです。台本をきちんと読んだ上でまたもう1回見届けて,魅力をしっかりと感じて参りたいと思います。

stage.corich.jp

8月26日(土)17:06追記

台本を読み込んだ上で二回目の観劇を致しました。思った以上にまっすぐでピュアな姉妹の物語に、より心動かされました。りなっちこと、久代さんが台本を読んで思わず涙したというのが、確かにと思うほどです。

久代さんはラストの小林さんと繰り広げる大立ち回りが、本当にスピーディーで美しかったです。目の瞬きの一つまで細かく作り上げ配慮されている感じを含め、今後の大活躍を楽しみにしたい女優さんです。

大立ち回りといえば西分さんも、初心者から王とやり合うプロへの成長や切り替えが見事です。ラストシーンの剣裁きのすばやさは見とれるほどの見事さです。

末満さんが階段を下りるとき、下を見ないだけでなく、目をぎょっと見開いて堂々と降りてくる様は、あたりの空気が引き締まる感じがし、ラスボス感満載で幸せでした。目線の方向一つで雰囲気をさっと変えられるあたり、RIPで拝見していた怖い末満さんの魅力を思い出した次第です。

藤島さん演じる母親が姉妹を守ろうとして絶命するシーンは台本を読んでいると、姉に託した約束を想起させてグッとくるシーンになります。

あー幸せ。12月終わるまでは何とか生き残る気力が湧いてきました。

*1:本当は間に合わない予定だったのですが,学生さんが優秀で全員が最終試験途中退出だったので,間に合いました…。ありがとうございます。

*2:なお,お仕事は事前にお休みの連絡を入れて,迷惑がかからないように準備万端の状態にして参りました。迷惑は最小限にしておくの大事です。

*3:ずいぶん来ていないと思ったら2014年の4月のミジンコターボさんの解散公演以来だったことが分かりました…。

【観劇ログ】ピースピット2017年本公演「グランギニョル」

どうも。イマイです。

舞台を観ながら,いろんなことを連想したり明日の仕事とかを思い出すことがあります。前は思い出す度に憂鬱になっていたりしたのですが,それは舞台を観ながら思い出すことでデトックスをしているという,舞台の楽しみ方の一つだと思えるようになりました。でも,本当に凄い舞台だとそんなことを1ミリも考える余裕もなく,ただただ目の前に集中しています。これも舞台の楽しみ方の一つです。

さて本日は,私が関西小劇場を見始めるきっかけとなったピースピットの本公演,かつ末満健一さんの最新作である「グランギニョル」見届けるために池袋のサンシャイン劇場までやってきました。TRUMPシリーズの最新作です。

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【観劇ログ代替】アガリスクエンターテイメントPresents 新宿コントレックスVol.17

ども。イマイです。

観劇ログを書きたかったのですが,色々仕事が立て込んでいて結局かけませんでした…。忘れるのがいやなので,Twitterとかの記録を貼り付けておきます。

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【観劇ログ】gekiGeki 2nd「1000年の恋」プレ公演「初めまして、劇団「劇団」です。」

どうも。イマイです。

仕事柄,初めましてという挨拶は新年度恒例の挨拶となっております。とても大切な挨拶だなと痛感する次第です。

さて本日は,前々から楽しみにしていた劇団「劇団」さん(通称ゲキゲキさん)の東京公演に先駆けるプレ公演,gekiGeki2nd「1000年の恋」プレ公演「初めまして、劇団「劇団」です。」にやってまいりました。

会場はこのブログでは常連の劇場,シアターグリーンBASE THEATERさんです。

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