リブラリウスと趣味の記録

観劇とかパフォーマンスとかの鑑賞記録を淡々と。本務の仕事とか研究にご興味ある方は本家ブログまで( http://librarius.hatenablog.com/ )

【鑑賞ログ】てらりすと 7th stage「てら×てら×てら」

ども。イマイです。

汗が噴き出してくる暑い日が続いていますね。さて,今日は渋谷は道玄坂の渋谷TSUTAYA O-Crestへやってきました。ライブハウスが集まっていたり,劇場があったりと渋谷の街は来る度に新しい場所に出会えます。ライブハウスはそんなに来ないのですが,今日は意地でも来る用事がありました。

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お目当てはこちら。妄想ミュージカル楽団てらりすとさんの7th stage「てら×てら×てら」です。

www.terarist.com

てらりすと7thStage「てら×てら×てら」 | てらりすと Official BLOG

てらりすとさんは,色々な劇伴音楽を担当している新良エツ子さんと和田俊輔さんのユニットで,主演,脇役,モブまでの全てを何と新良エツ子さん一人でこなす「妄想一人ミュージカル」が著名です。今回はその「妄想一人ミュージカル」の第7弾,「てら×てら×てら」という三部作のショートストーリーで紡ぎ上げるライブです。

1回限りのライブなので,ネタバレなどは別にどうでも良いと思いますが,嫌だという方のために,続きモードをつけておきます。

私は前回観に行ったのがthe山手だったので,ずいぶん前だなーと思っていたらもう2年前でした。すっかりご無沙汰していましたが,ずっと気になっていて楽しみにしていました。

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先行予約特典のCDをゲットしつつ,5階のライブハウスにつながる階段で開場時間を待ちます。その間,階段周りの壁に貼られた様々なポスターを見ながら,あぁ自分が知らないだけでこんなに音楽を作っている人たちがいるのだなと小市民的な感想を抱いていました。

18時を少し過ぎたあたりで開場。ドリンクチケット500円を支払って,会場内へ。別に混み合っていないので,慌てる必要はないのですが,ライブハウスにくるとどうしても最前列に行きたくなるもの。というわけで最前列に陣取って開演時間を待ちます。

18時30分過ぎ,オープニングアクトが始まる前に集中と思って目をつむっていたら,ハッキリとした声で不敵な笑い声が。驚いて目をあけると,コロさんがピヨピヨレボリューションのTシャツを着て登場していました。マジで驚きました。凜々しい演技でカッコ良いという言葉を何度使っても足らないくらい好きな役者さんでして,今日出演されるとは知らなかったので,これだけでテンションが割と上の方までのぼっていきました。

オープニングアクトは,ピヨピヨレボリューション+次回公演「妖怪パラダイス」出演の皆さまによる,まさに「アクト」な時間。まさか9月に卒業式をお題にして,各種の無茶振りが舞台上だけでなく,お客さんとの間でも繰り広げられていまして,緊張感が一気にほぐれていきました。

ピヨピヨレボリューションBLOG: ピヨピヨレボリューションvol.2『妖怪パラダイス』公演詳細!

さて,「てら×てら×てら」本番です。今回は3部作となっており, 脱衣ミュージカル × パペットミュージカル  × ゲイバーミュージカルの3本立て。まずは1本目の脱衣ミュージカルです。脱衣と言ってもお巡りさんが飛んでくる系の脱衣ではなく,ぬいぐるみ→ヒップホップ系→白い上着+白いスカート→水着→世界に発信できる(比喩ではなく文字通りの)鬼アイドル誕生のという18歳未満でも全く問題なく見て頂ける構成でした。なお,水着は単に興味を引くための演出ではなく,てらりすとファンであれば,あぁ「これが例のアレですね」というポイントです。詳細は下記をごらんください。

niira.jugem.jp

ゲラゲラ笑いながら,そして様々に変わる声に魅了されながら,あっと言う間に1本目が終了。10分間の着替えタイムを挟んで,2本目はパペットミュージカルです。レッサーパンダ,青ペンギン,ピンクペンギンの3つがいきなり登場して,自己紹介を始めます。これ全部1人で演じ分けています。ほのぼの系かと思いきや,黒い話も適度に盛り込んだ大人風味で展開。その後天使と悪魔と鬼が登場してきて,しつこいようですがこれ全部(ry 最後は「就職のためにはツテも必要だよね」と言うタメになるお話でした(チガウ)。舞台上は素舞台同然で,小道具と衣装とマイクスタンドしかないのですが,途中に挿入される歌声と曲,不思議なストーリーに魅せられていて,気がつけば,ここがライブハウスであることを忘れてしまうくらいには,集中して見つめていました。

3本目の前には,是非お酒をカウンターでもらってor買ってきて下さいとの案内。そう,3本目はゲイバーミュージカル。ゲイバーのママさんの誕生パーティーに色々な人からお祝いの言葉が寄せられるというもの。ゲイバーのママ,キャバクラ嬢,オペラ歌手,おかん(byビデオレター)の4人が登場し,会場の皆さんと乾杯しながら,誕生パーティーの様子が展開されていきます。カンパーイ。

あっという間に3本立てのストーリーが終演。でも,今日はこれだけでは終わりません。アフターライブが待っていました。

 いやー。実はリンカネもペルソナ4も未見だったのですが,これだけを何度も切り取って見返したいくらい見事なパフォーマンスでした。佃井さんは「絶頂マクベス」でマクダフを演じているのを拝見したっきりだったのですが,殺陣(振り付けだと仰っていましたが)の迫力と見栄の切り方は,気がつけばそちらの方ばかり見とれてしまうレベルで凄かったです。

ライブ終了後再びピヨピヨレボリューションの皆さまが舞台上に挙がって,各種の告知タイムと何か色々混ぜ混ぜの時間が展開されてライブは終了。終了後,ちゃっかり握手会で新良エツ子さんと握手しつつ,物販ではリンカネのサントラとTシャツとブロマイドを買っている自分がいたのでした。

今日演奏された曲の一部は下記のYouTubeチャンネル「てらりすとちゅーぶ」で聞くことができます。今日のライブを思い出しながら,何度もリピートしてみたいと思います。

www.youtube.com

てらりすとさんのステージは,自決女とthe山手しか拝見していないのですが,たっぷりの妄想の中に,何とも言えない温かさ,優しさに満ちあふれたサービス精神が散りばめられています。本当に心地よい時間で,1日限りというのが残念なぐらいです。こんな時間なら,何度も繰り返したいです。

長文,乱文をご覧戴き有り難うございました。