リブラリウスと趣味の記録

観劇とかパフォーマンスとかの鑑賞記録を淡々と。本務の仕事とか研究にご興味ある方は本家ブログまで( http://librarius.hatenablog.com/ )

【観劇ログ】うわの空・藤志郎一座「Palm -タナゴコロ-」

ども。

世間はゴールデンウィークですが,今日を除いては曜日通りの出勤がこの後確定しているイマイです。

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本日は演劇の聖地,紀伊國屋ホールにやってきました。うわの空・藤志郎一座さんの観劇で,初観劇です。ずっと前から名前は伺っていたのだけれども,チャンスがなかったのですが,出演者のお一人であるこのブログでもご紹介申し上げた片田友香梨さんからのお誘いもありまして,今回は伺うことが叶いました。

もともと,口伝で稽古をなさっている,笑い成分多めという2点くらいしか事前知識が無かったのですが,そんなことは気にせずに笑い飛ばせる感じのお芝居でした。笑いはたぶん松屋のW定食クラス(←わかりにくい)に大盛りなのですが,その分,シリアスに戻った時のギャップが大きくて,最後まで飽きずに拝見いたしました。

パンフレットにもありますが,本当に大悪人は誰もいなくて,愛すべき「アホ」キャラが多数,というかほぼ全員「アホ」でして,観劇後も思い出しながら,セルフボケ・ツッコミを頭の中でこなせるくらい,印象的な愛すべきキャラ達でした。

さて,件の片田さんですが,村人や集団の中でも登場しますが,なんと言ってもバスクラリネットをソロで演奏するシーンは,印象的なシーンでした。それまでワチャワチャしていたシーンから転換して,バスクラリネットの落ち着いた低音を聞かせることで,次へのシーンのメリハリをつけるという大切な役目でした。全く不安を感じさせない演奏で*1,見事に大役をこなしていました。正直,美味しいシーンですよね,あそこは。

教え子が舞台に立っているというだけで幸せなのに,紀伊國屋ホールの舞台に立っている,そのこと自体がひたすら嬉しい限りです。まあ,ただ彼女はこれで満足して留まるような人ではないので,もっともっと活躍して,こちらが地団駄を踏んで悔しがるくらいまでに活躍してくれればとわがままな願いを呟いてみます。

舞台は明日5月5日(火)まで続きます。彼女を含め,皆さんが千穐楽まで駆け抜けられること,祈っております。

*1:伺ったら,彼女は演奏歴があったとのこと。流石です。