リブラリウスと趣味の記録

観劇とかパフォーマンスとかの鑑賞記録を淡々と。本務の仕事とか研究にご興味ある方は本家ブログまで( http://librarius.hatenablog.com/ )

【観劇ログ】演劇集団キャラメルボックス「ブリザード・ミュージック」

ミハルさん、聞こえますか。僕の声が聞こえますか。

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最近演劇を見に行けていなかったせいか,あるいは今年の仕事が一段落したためか,Todoリストを整理したらあと2営業日で10こなさないといけないタスクが発掘されたせいか,微妙な疲れとか燃え尽き症候群が漂いつつあるイマイですが,皆様いかがお過ごしでしょうか。

たぶん,冷静に考えると自宅に帰って休んでいた方が良いのかもしれませんが,我慢の限界もあって,演劇集団キャラメルボックスの「ブリザード・ミュージック」に当日券で行ってきました。


キャラメルボックス 2014 クリスマスツアー『ブリザード・ミュージック』 | 演劇集団キャラメルボックス

心も体も疲れ気味でどこまで楽しめるのかなと不安がたっぷりだったのですが,結果,この時期にいけて本当に良かったです。確かに開演前の前説までちょっと居眠りしてましたけれど,お芝居が始まれば眠くなるどころか,最後の最後まで目を離すことなく,キリッと集中。終わった瞬間,楽しかったっーという感想と同時に,よし,がんばろっーという気持ちになれる2時間の公演でした。

おそらく,何度か拝見している舞台のはずなのですが,初見のように感情を動かされ,泣いたり笑ったりを繰り返した舞台でした。お芝居では世界は変えられないかもしれないけれど,へこみがちだった私の心は少し立ち直ることが出来そうでした。

細かい話を語ろうとするとネタバレになるでしょうから,全面カットして,ただ一言。演劇好きな人が,もっと演劇が好きになる,そんなすてきなクリスマスプレゼントでした。演じている役者さんは,たぶん1つの役にもかかわらず,作中で3人から4人分ぐらいの切り替えを一気に要求されているはずで,途中それに気づいた後は,舞台に立っている人がどこまでもうらやましく,そしてどこまでも尊敬したくなるそんな時間を過ごすことが出来ました。

終演後のカーテンコールでは,写真撮影OKタイム。普段の観劇ではただ単に腹立たしく見える携帯電話の明かりが,ちょっとしたクリスマスツリーの明かりに見えたのは,この心温まるストーリーのおかげだったかもしれません。

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12月25日(木)まで,東京・サンシャイン劇場にて公演中です。まだまだチケットはとれるとのことで,余裕のある方は是非是非。