リブラリウスと趣味の記録

観劇とかパフォーマンスとかの鑑賞記録を淡々と。本務の仕事とか研究にご興味ある方は本家ブログまで( http://librarius.hatenablog.com/ )

【応援記事】劇団ショウダウンのクラウドファンディングプロジェクト

どうも。イマイです。

今回は観劇ログではなく,ご贔屓の劇団ショウダウンさんのクラウドファンディングプロジェクトを紹介します。クラウドファンディングは達成できたときのうれしさも含め,私はワクワクすることが多いので割と軽率に支援しています。

でも,今回の劇団ショウダウンさんのクラウドファンディングはひと味違うぞというのと,意外と設定金額が高いぞと思ったので,年度末の仕事が終わった勢いで応援記事なんかを書いております。ステマという軽めの記事ではなく,ダイレクトマーケティング,まさにDMとして書きます。色んな人に届け(←他力本願)。

書いてみたら長文になったので下記に目次をつけてみました。

(トップページからご覧の方は「続きを読む」リンクをタップして下さい)

1.前書き

劇団ショウダウンさんは何かオススメな劇団ない?と聞かれたら,真っ先に挙げるBEST5に常にランクインする位,オススメの劇団さんです。このブログでも何度も登場していますが,おそらく同じ演目の東京公演と大阪公演をセットで観に行ったのはたぶん,ここしかありません。

開始直後から引き込まれる世界観,そしてそれを支える膨大なセリフ量と,役者さんたちのパフォーマンス力の高さ,照明の美しさ,音響の素晴らしさなどなど,どれをとっても素晴らしい舞台です。

librarius-theater.hatenablog.com

上記の観劇ログで,1月から9月の公演を待ちわびていたと書いてしまうくらいに好きな劇団さんです。

この劇団ショウダウンさんに出会うきっかけになったのが2015年1月の「マナナン・マクリルの羅針盤」2015年の再演でした。今回,2018年の7月から8月にかけてこの「マナナン・マクリルの羅針盤」が3度目の公演をすることになったとのこと。既にお盆の時期にあたる8月の東京公演の時期は,スケジュールをなるべく入れないで数多く見ようと画策中であります。

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さて,この公演に向けて,劇団ショウダウンさんはクラウドファンディングを始めました。

2.クラウドファンディング「劇団ショウダウンの一人芝居を全ての人に楽しんでもらいたい!」ご紹介

劇団の公演制作費用を獲得するためのクラウドファンディングは数多く行われていますが,劇団ショウダウンさんのクラウドファンディングはひと味もふた味も違います。何が違うのか,プロジェクトのページから引用します。

多くの方に観ていただきたい、何ら削ることなく作品を伝えたい、このふたつの願いを解決するために、私たちは何ができるかを話し合いました。

 

そして私たちは今回の上演にあたり、以下の3つを新たな工夫として導入したいと考えました。

  1. 音が伝わらなくても楽しめるように劇場の舞台上にプロジェクターで字幕を投影する。
  2. 日本語が分からなくても楽しめるように、字幕には日本語以外の外国語字幕も合わせて投影する。
  3. 車いすの方でも楽しめるように、車いす席や補助サービスを提供する。

しかしながら、これらの工夫を実現するためには、私たち劇団員だけでは字幕作成の経費や、プロジェクターの費用、当日機器を操作するオペレーターや、車いす補助サービススタッフの人件費を捻出できません。

 

また対象となるお客様から別途料金を徴収することは現実的ではなく、当日のチケット料金に反映することも、数多くのお客様に観ていただきたいという願いを実現するためにはできる限り避けたいと考えています。

私も本業のお仕事で,アクセシビリティとかそういう方面の単語をよく聞きます。本をそのままでは読めない人のために,今ではPC等を通じて,読み上げてくれたり,文字を拡大したりして読めるデジタル録音図書システム「マルチメディアDAISY」というものも出てきていて,小中学校の教科書を提供する試みも行われています。

DAISYとは

映画では,字幕上映は当たり前のことですし,テレビ放送でも字幕を見ることができる番組が当たり前になってきました。でも,演劇とかパフォーマンスの場ではなかなか,そのようなサポートは難しいだろうなと思っていました。でも,トリコ・Aさんの演劇公演などで,聴覚障害の方の字幕作成と託児サービスの提供を行うなど,取り組みは少しずつ広がってきているようです。

motion-gallery.net

そうした流れの一つかなと思っていたら,劇団ショウダウンさんではさらにその上を行くチャレンジをしてきました。

単に日本語字幕を投影するだけでなく,韓国語と英語の字幕も上映するとのこと。アクセシビリティの方面が,日本語話者だけでなく,海外の方にも向いているというのは演劇に限ると相当大手でない限りは,非常に珍しい取り組みだと思います(そういえば,笑の内閣さんが韓国公演の時に韓国語字幕を上映していたのを思い出しました)。

※なお,3カ国語の字幕が常に上映されると,ゴチャゴチャするのかな…と思っていたのですが全ステージではなく,上映ステージを決めて1つの字幕を上映するスタイルで行うようです。

(8月12日,15時と19時のステージで英語字幕,8月14日15時と19時のステージで韓国語字幕,8月15日15時と19時のステージで日本語字幕を上映します。)

これ以外にも,車椅子の方のサポート,それから上記のプロジェクトページでは明記されていませんでしたが,視覚障害の方にもセリフが聞きやすい座席をご紹介するという取り組みが計画されているとのこと。実現できたらとても素敵な取り組みになるのではと思います。

ところでクラウドファンディングといえば,出資に対してお返しとして送られてくるリターン品があります(仕組みとしてはこのリターン品を購入することで出資するシステムとなっています)。このリターン品の一覧を見ると,オリジナルTシャツや,サンクルメール,サンクスムービーの提供といったメニューの他に3万円の所に過去フライヤー写真集というメニューがあります。

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思わず,ここで劇団さんのDMで過去に送ってきて下さったフライヤー画像を貼り付けてしまいましたが,クオリティの高さが半端ないのです。映画のチラシかと見紛うくらいに。(これが一覧できるのであれば是非とも思って早速ポチりました。)

さて,そのプロジェクトページを見てみると,設定金額が120万円。結構高額な方に入っています。でも,この記事を書いている2018/03/31現在,64%(769,000円)まで到達しています。

結構良いペースだと思うのですが,劇団さんのツイキャスなどを見ていると,早く達成して安心したい,ネクストゴールを設定して東京,大阪以外にも福岡公演を実現したいと仰っています。演劇ってお金がかかるんだなあと言う素人丸出しの感想を抱きつつ,少しでも応援になればと思って出資しました。

でも,このプロジェクトは劇団ショウダウンさんのファンだけでなく,色んな方に興味を持ってもらえればとても嬉しいです。なので,この記事を勢いで書いてみました。是非ご支援を頂ければうれしいです。

readyfor.jp

というわけで,年度末の仕事が片付いた勢いで応援記事なんかを書いてみました。無事実現できますように強く祈っています。