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リブラリウスと趣味の記録

観劇とかパフォーマンスとかの鑑賞記録を淡々と。本務の仕事とか研究にご興味ある方は本家ブログまで( http://librarius.hatenablog.com/ )

【観劇ログ】ジョーカーハウス「運命の子供」(トイバージョン)

ども。イマイです。

基本的には1つの公演で観劇ログは一本と決めているのですが*1, たまには原則を崩して二本目を書いてみます。だってバージョン違うし。

というわけで,今日も仕事終わりに池袋はシアターKASSAIへ。今日は,早めについたので「えん魔&ジョーカーズ」のトークショーに紛れ込みました。

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カンパ制とのことですが,伊藤えん魔プロデュースの金額を参考に,500円を入れてみました。 本日のトークは舞台広報下手側より,ジョーカーハウスではお馴染みの大石さん,水沢さん,田守さん,福井さん,山本さん,吉田さん,小澤さん,そして今回ジョーカーハウス初参戦の佐々木さん,菊池さん,それから伊藤えん魔さんという布陣です。

トークの内容は演劇のネタバレについてとか,本公演の収支が赤字でこのままだと次回公演が危ないので,明日の追加公演はぜひとか,キャストのあだ名についてなどぶっちゃけトーク満載で,爆笑しながら,あっという間に30分が過ぎていきました。 なお,キーワードは「ウドン・テンプラ」だそうで(何*2

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そんなこんなで開場時間がやって参りまして,劇場の中へ。(トップページからご覧の方は「続きを見る」をクリックしてください)

 今回の客席パンフ売りは大石さんと潮さん。もう既に買い求めている人が多いのか,なかなか苦戦されていましたが,初日には普通にキャストとして売り子をしていた大石さんが,ネバーネバーランドの従業員という設定で,資料を有償頒布するという見せ方をされていたので,なるほどそれは面白いと思いながら,アンケートの名前欄などをカリカリ書き進めていました。

19時の開演時間ピタリにオルゴールの音楽へ切り替わり,いよいよ開演です。2回目なのと,もうこれからだと日曜日のチケットは追加公演以外は売り切れているので,ネタバレ改行は少なめで行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミルクバージョンとトイバージョンは主要キャストが同じものの,10の役が入れ替わるようになっています。どちらかと言えばミルクバージョンがジョーカーハウスのお馴染みな方が多いのに対して,トイバージョンは今回の出演者オーディションで受かった方が多く参加されているという違いがあります。

2回目なので,少し見る位置も変えまして,会場下手の床から一段上がった席から,会場2列目の真ん中に陣取りました。だいぶ前に進みましたので,役者さんの汗をかいている様が間近で見える位置になっています。

2回目は当然,1回目の差分を気にしながら眺めていくことになるのですが,結構な箇所で印象が変わるシーンがありました。一番印象が変わったのがUFOのシーン。後述するキャストさんへのコメントでも書きますが,同じ台詞でありながら全く違うアプローチになるのだなと思った次第です。あとはムーニーのシーンもだいぶ印象が変わりました。

ミルクバージョンの観劇ログで,メロディは母親が会いに来ていないと書いてしまいましたが,今日確認したら,あるシーンの冒頭で会って交流しているところがありました。見落としていたようで恥ずかしい限りです。でも,エンディングではメロディの母親は登場してこないので,あのシーンももしかしたら現実ではなく心象風景なのではという言い訳めいた解釈を書いてみます。

この後キャストさんへのコメントもつらつら書いていくのですが,本日2回目を観劇して,私はジョーカーハウスさんが本当に好きなんだなと思いました。シーンや物語を追いかけながら,あぁ,もっとずっとこの光景を眺めていたいと考えていました。

前回の観劇ログで書き漏らしていましたが,照明と音響も感情を揺さぶる重要な要素だということは強く主張しておきたいところです。ADL48が友達となり,パイプを外す一連のシーンは2回目にもかかわらず,同じように涙腺が決壊していました。取り戻せない時に対して絶望するのではなく,そこに希望を見いだすところが私にとってはたまらないようです。

さて,トイバージョンに出演した役者さん(アンサンブルの方まで取り上げられなくてごめんなさい)で,ミルクバージョンの時に触れていない方について,以下取り上げていきたいと思います。

ビスコ役の菊池紗都さん。トークショーの時から登場されていて,人間の役で少年役となるとかなり久しぶりなのですと仰っていましたが,純粋でどこか空っぽな少年のイメージにはぴったりな感じの方だなと思いました。小澤さんのビスコが意外なフィジカル系なら,菊池さんのビスコは最初からスポーツできますタイプの体育会系な感じと言えば良いでしょうか。

ムーニー役の永松康平さん。ムーニーはトイバージョンで大きく異なったイメージを持ったキャラでした。こちらのムーニーは理由はちょっと斜め上だけれど,ドギーのことを信頼してついて行こうとする好青年という感じでした。日替わりネタのシーンでは,躊躇なく客席に下りてきていて,ドギー役の中山さんが「えっ?どうしよう」と戸惑っているのが印象的でした(もちろん,そういう演技の可能性もあります)

マミーポコ役の増田悠那さん。ショートカットの似たもの兄妹に見えたミルクバージョンに対して,こちらは明確に兄/弟が区別されていたように思います(髪型からそう見えたのかもしれませんので気のせいかも)。低音の台詞がとてもカッコ良い感じでした。

UFOネピア役の小泉早紀さん,UFOエルモア役の西野真澄さん。バージョン違いで最もイメージが変わったのがこのUFOでした。謎の小動物キャラといった感じのミルクバージョンに対して,こちらは謎の異星人キャラといった感じ(より大人っぽく見えました)。まあ,それでも相変わらず,この2人の母親はどうなっているのかということが全く気にならないレベルの突き抜けたキャラでありました。

くもん博士役の貴志灯さん。大石さんが努力型の博士を描いているとするならば,貴志さんはインテリタイプの博士だった印象です。すらりと背の高い方でそれだけで印象的なのですが,台詞回しが変わるあたりで,貴志さんの顔の彫りの深さや頭の傾け方が絶妙で,顔に当たる照明の光と影のバランスが素晴らしく,これは絶対ブログに書こうと決意するレベルの美しさでした。

西松役のなにわえわみさん。目力が凄く,台詞回しもどこか狂気じみていてスゴい方だなーと思いました。代表を変わってからは憑き物が落ちたかのような印象の変わり方が印象的だったのでした。西松は実は代表を慕っていたのだけれど,いなくなってしまったことで張り詰めていた気力がすっと抜けてしまったのかなという勝手な解釈を私はしてみました。

宝富役の佐々木志乃さん。優しいお母さんがピッタリという感じなのはミルクバージョンと同様ですが,ミルクバージョンが少し内気なお母さん,こちらは少し活発的なお母さんという感じがしました。台詞はほぼ同じなので,あくまで印象レベルしかないのですが。

江崎役の砂田桃子さん。ミルクバージョンが乗り越えがたい困難を抱えた母親であるとするなら,トイバージョンは時間に追われた研究者タイプの母親であると思いました。子供に愛情を持つのが常識だという所に,「そんな気持ちになれない」という答えではなく,「常識だから何?」という答えを返すようなそんな母親が,少し笑顔を浮かべた受け答えの所から感じました。

色々書いてしまいましたが,どちらのバージョンの役者さんもずっと眺めていたいと感じたことには変わりありません。もっと眺めていたいけれど,チャンスがないなと思ったら,何と!明日の11時に追加公演が行われるとのことです。

もうここまで来たら,全バージョン制覇と行きましょう。もしかしたらこのブログをご覧の方でまだ迷っている方がいらっしゃっれば,自信を持ってオススメできますので,ぜひどうぞ。

ということで,私は明日も観に行くことに決めたのでありました。同じ演目を3回も見るとは何やってんだというツッコミはどこかに置いてくることと致しましょう(明日は舞台に集中するために観劇ログはお休みしますー)。

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*1:全部の公演の記録を書くことの方が先になって公演を楽しめなくなるのが怖いので

*2:終了後,開場時間まで間が空いていたので,池袋の町を「ウドン・テンプラ」を探してフラフラ。富士そばが見つかったので,思わずパシャリ。