【鑑賞ログ】青山学院大学学友会吹奏楽バトントワリング部「第47回定期演奏会」,TAMARUKA!番外編「プレゼン!年末特別交流試合」
私はあと8日間で2014年が終わりだとはとても思えない感じで,日々の仕事を片付けておりますが,皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて,お仕事などが重なってしまったため,恒例のログは2つ続けてであります。別に他意はございませぬ。
まず,12月21日(日),青山学院大学学友会吹奏楽バトントワリング部の「第47回定期演奏会」です。
青山学院大学は非常勤先でして,受講生の学生さんからこういう公演にお誘いいただくことがありまして,というのは前にも書きました。今回も授業終了後に(もちろん無料で招待券自体は不要なのですが)招待券を頂戴いたしました。非常勤講師という立場なのにもかかわらず,お誘いいただけることは大変光栄で嬉しいことです。
会議が入っていて無理かなーと思っていたのですが,何とか5分遅刻で会場に滑り込むことが出来ました。チケットの券面に掲載されている昨年度の写真を見る限り,大がかりな公演なのだろうなとおもっていたのですが,見始めて2,3分もしないうちに,その凄さにただただ圧倒されていました。
見せ所はあるし,聞かせどころはあるし,演出や構成も変化に富んでいて,これが無料公演だとは信じられないほどでした。疲労がたまっていて,眠くなるのではと心配していたのですが,全くそんなことはなく,約2時間の時間が楽しく過ぎ去っていきました。
もちろんプロの指導が入っていることは確かですが,学生さんがこれだけのものを成し遂げていくことについては,ただただ尊敬します。バトントワリングと吹奏楽の融合がこれほどまでに面白いものだとは知りませんでした。また一つ新しい発見があって嬉しいです。
某顔本にも書きましたが,これだけのものは本当に学生だからできることであって,これを逃したら出会えないレベルの体験なのだと思います。それだけの土壌が整っている非常勤先は素晴らしいと思いますし,その土壌を余すところなく活かしている学生さんはもっと素晴らしいと感じる次第です*1。
教えている私の授業も,これを逃したら出会えないというレベルに持って行ければと思いながら,新宿文化センターを後にしました。
次に,12月23日(火)の渋谷シアターDで行われたTAMARUKA!番外編「プレゼン!年末特別交流試合」。教え子さんである片田友香梨さんが出演するとのことで,訪れてみました。たまたまですが,教え子さんの出演と言うことでは共通していますね。
このブログでは,2回目の登場サードプレイスの俳優養成企画「TAMARUKA!」。前回のブログは下記の通り。
【鑑賞ログ】サードプレイス「TAMARUKA! Vol. 2」 - リブラリウスと趣味の記録
今回はこの企画の番外編です。今日行われたのは,8名の俳優がそれぞれトーナメント式に2分間のプレゼンテーション*2を行い,観客からの挙手をもって競い合うというイベント。第1回戦はクリスマス,第2回戦はデート,決勝戦が友情というテーマでした。
現役女子プロレスラーからアナウンサーの卵の方まで,幅広い個性が集結して,2分間のプレゼンを披露し合っていました。残念ながら片田さんは2回戦で敗退でしたが,前回拝見したときよりも力強く,そして出るところはきちんと前に出ていて,とても頼もしく思えました。
プレゼンテーションという手法自体は,今やっている仕事では,ほぼ日常的に拝見する手法です。なので,純粋にお客さんの1人と言うよりは,自分だったらどうやるかなあとか,舞台の素人ですが,一丁前の評論家ばりに「ここをこうすればもっと良くなるのに−」とか思っていました。でも,板の上に立ったらたぶん自分も出来ないのでしょう。それはよーくわかっております。なので,あの役者さんのここをこうすれば良いという話は一切やめておきます*3。
なので,全体を拝見しての思いついたことだけメモっておくことにします。
- 第1回戦から通算すると,14回のプレゼンを拝見しました。拝見しながら,話し方・伝え方,題材,構成の3つの要素が関わっているのだなーと考えていました。同じくらい面白い題材でも話し方1つで,伝わる印象がかなり異なったり,話し方の上手い人が構成で損していることがあったり。学会発表とかをするときには常に意識していることですが,どんなプレゼンでもそれは共通しているのだなと改めて。
- 自己開示,いわゆるさらけ出すということが,魅力の大きさに関わってくるのだなーという思いつきも同時にありました。プレゼンが終わって,ひたすら恥ずかしがって「ここまで話して恥ずかしい」と仰っている方のプレゼンの方が実際面白かったこともありましたし。
ただ,素人の私から見れば,表現をしている人は無条件に尊敬出来る方ばかりです。あの板に立っていた全ての方が,どの方もすげえ人だという感想は前回と1ミリも変わっていません。
そんな世界で戦っている教え子さんは,私にとっての何よりの誇りです。次回のご活躍をひたすら願っております。